劇団Bee-VOICE 稽古場日誌

カテゴリ: 2015春期有志公演

こんにちは。竹俣です。
ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。らぶちゃんの公演はいかがだったでしょうか。色々な挑戦をして来ましたが、部員にとって、次に繋がる芝居になったと思います。
卒部してからまたすぐに舞台に戻って来ましたが、これにて竹俣もちゃんとした卒部生になると思います。
また有志公演などでお目見えする機会があるかも知れませんが、当分の間はひっそりと部活のみんなのことを見守りたいと思います。
改めて、らぶちゃんのみんな、お疲れ様でした。楽しい公演になってよかった。ありがとうございます。

どーもさんです。


ついに本番を終え、演出としての役割も、これにて終了しました。


思えば脚本の富田先輩とこの公演をやろうっていう話をし、演出という役職を頂いてもう3ヶ月になるのですね。

脚本ができ、箱馬ができ、そして舞台ができ。

本番は私は客席の後ろの方からみんなを見てましたが、本当に皆がきらきらしていましたよ!

この3ヶ月は、息苦しかったけど、今までにないくらい楽しかった稽古期間でした。


さて、そんな息苦しさから開放されて、

次は新歓。


新歓の演出さんは、私とはまたガラッと違った演出をしてくれると思います。

そんな中でも、何か一つくらい、この公演での経験が役に立ってくれたなら、


この公演は、成功と言っていいと思います。


足を運んでくださった皆様、ご来場本当にありがとうございました。


そして何より、こんな演出についてきてくれた皆、本当に本当にありがとうございました。


またいつか、もっとパワーアップした私で演出をしたいです。



さあ!つぎへつぎへ!

今回は、現役中心の有志劇団に入れて頂き、もう一度やってみたかった照明が出来て楽しかったです。

誘ってくれた現役たちには感謝しかありません。

現役たちには、是非今回の有志公演を定期公演に活かしていってほしいと思います。

私は、この公演をもってこの学校を卒業します。
鶴大に入って、演劇に関わることが出来て良かったです。
2年間、ありがとうございました!!

11月。
僕は石井こゆりに脚本を書きたいと言いました。
石井こゆりは僕に演出をやりたいと言いました。

この会話により、今回の公演は始まりました。

役者には1年生二人と2年生二人。
スタッフは2年生二人が固め、
舞台監督には3年生を一人。
それらをまとめる演出は1年生。
そんな劇団・らぶちゃん。

全員が自身の成長を目的として参加した、
春期有志公演。

いつも使っていた会場が、
工事により変化してから初めての公演、
春期有志公演。

脚本がオリジナルということから、
どんな力を持っているか探り探りな、
春期有志公演。

稽古に出れない時間を懸命に埋める者。
怪我や病気に脅かされても跳ね返した者。
精神的な不安に押し潰されそうになった者。

いろんなマイナスが劇団員を襲ったことと思います。

それはそれで結構。


重要なのはここから。
ぼくら、劇団らぶちゃんに所属する人間全員は、
この公演を糧に前へと進めるでしょうか。
僕は、進みます。
きっと全員、進めると頷くはずです。

公演に足を運んで下さった皆様。
誠にありがとうございます。

上には自身の成長とかマイナスがうんたらかんたらとか書き記しましが、
実際稽古場は割りと和気藹々としていましたし、
本当のところやっぱり、
どうしたらお客様に楽しんで頂けるかを一番に考えて、
動いていました。

幸太くんには色々なことを、
教えてもらった気がします。
こいつは大切にしてあげたいなぁ。

最後に脚本としての挨拶で閉じさせてください。
「螺旋家族」はフィクションです。
ですが、フィクションだからといって、この世に存在しないわけではないと、僕は考えます。
もしかしたら通学の為に乗る満員電車で隣り合ったサラリーマン、彼こそが岡島雅也(父)の可能性もあるのです。
あなたが親友だと思っている彼、彼女は、本当のところ岡島秋人(兄)なのかもしれないのです。

可能性はどこまで追求すると、
正解にたどり着けるのか、
終焉に登り詰められるのか。

そんな疑問を命題とし、
僕が僕に挑戦状を出し、
それを受け取った僕が、
必死に文字を綴った後、
今度は演出に挑戦状を。

そんな、難しい流れ。
「難しくてわかんない!」
彼ならこういうでしょうが、
わかんないでは済まされない。

最終的にお客様。
お客様一人一人が、
自分自身の正解を考えてくだされば、
僕は本当に幸せ者です。

重ねて、
誠にありがとうございました。

敢えてこう言わせてください。
次回作を、お楽しみに。

タカシです。
タイトルは帰ってきたウル○ラマンの没OPの3番の歌詞です。
・・・大丈夫だよね・・・?


終わりましたね、螺旋家族。終わってしまいましたね。
今回は初めての長い台詞、長い時間登場するキャラという大きな役を与えていただくことができました。

今までも毎日真剣に稽古に取り組み、真剣に台詞を覚え、真剣に動きを考えたりしていたのですが、今回はいつもより更にそれを強く意識することができました。

本番2週間前になっても台詞がほとんどうろ覚えだったり、動きがおかしかったり、声が小さくて聞き取れなかったり、足を引っ張ってしまう場面が多く見受けられました。
途中、苦しいな、演劇なんて向いてないな、つらいな、なんて、自分自身に負けそうになりながら、毎晩のように台詞を覚えてないのに本番に臨むという悪夢を見ていました。

そして現実逃避として、私が幼い頃から誰よりも好きだと自負している『ある特撮作品』を鑑賞していると、そのなかにこのような台詞が出てきました。

  「試合はまだ終わっちゃいない。俺は自分だけ勝手にマウンドを降りようとしていたんだ。」

衝撃的でした。脳天に雷が落ちてきたような、おばあちゃんだと思っていた人が実はおじいちゃんだったような、完璧や双璧のヘキの字がカベとは違う字だと知ったときのような、そんな衝撃でした。

その通りです。試合は、舞台はまだ終わってないのです。始まってすらない。
それなのにどうして覚えられないからと逃げようとしているのだ。
だったらなんで覚えようとしないんだ。
そう思いました。
だったらやるべきことはひとつです。
努力あるのみ!!本当の戦いは、ここからだぜ!!と。

そうしてなんとか精一杯、力の限り稽古に励み、本番当日を迎えました。
自分の番が来て舞台に出ると、緊張と不安に押しつぶされ足が震えました。
声も震えたし、最初は噛んだり台詞を間違えたりしてやはり負けそうになりました。

一緒に出ていた役者たちの表情を見ました。みんなとても真剣に演じていました。
そして思いました。
不安なんか、緊張なんかなんだ!俺は俺だ!岡島秋人だ!!

結果的に言うと、詰めるべきところはもっと詰められたと思うし、声もまだまだ小さい。
失敗してしまった部分もあったし、まだまだだなと自覚した部分もありました。
しかし、終わったあとの自分は、少しも後悔はしていませんでした。
とても気持ち良くて、楽しくて、終わってしまったのが切なくて、寂しくて。


そんな公演を行うことが出来た私は、とても幸せ者だと思います。
観に来てくださった方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
次回は4月に、有志劇団ではなく、本元の『劇団 Bee-VOICE』の公演を予定しています。
もしよろしければ、そちらにも足をお運びいただけると光栄です!


PS.劇中に電話をしながら「母親が知らない男と密会している」という内容の台詞を話すというシーンがありましたが、そのときの視線の先に本物のオカンが座ってました。家に帰ってからちょっと気まずかったです。

このページのトップヘ